スエヒロ タイラゲイン





スエヒロから発売の砥石の修正器である。

400ミリ×200ミリの御影石に激荒の#20と裏面に#120の粒度の物がボンド貼りされている。
ボンド貼りなので貼り替えは想定されていない。

この上で歪んでしまった砥石をゴシゴシと擦りつけて砥石の平面を出すのである。



#20の面
#20はあまりの見かけ上の荒さに初めて見ると驚くが、これが砥石と摺り合せて摩耗していくと考えると富士山の頂上のように平らになったような部分の連続が出来る訳で、研磨粒のガッチリ根元まで食い付かせるのは人力では無理がある。

あくまで密度を減らして食い付かせるという感じなのかもしれない。

10円と比較するとこの荒さだが、画像からの印象より荒い気がする。

まずは大きく修正する場合はこの面から。


#120の面

こちらは裏面の#120の面。

比較対象が#20なので、随分と細かい印象だ。

修正の程度が少ない場合や、#20で均した砥石をこちらの面で細かく整えて仕上げるという感じ。

いずれの面もかなりしっかりと砥粒が固定されている。


実際に使ってみると砥石が平らに近づくほど砥石の修正面積が増えるので下りにくくなってくる。
といっても下りるのですが。

砥粒を脱落させない為、ヤスリのように固定粒子で研ぐので、使い込むほど砥粒のてっぺんの鋭さが無くなるので、常に転がり平らでない部分がつねに接触する遊離砥粒に比べると研削力は落ちてくるかもしれない。

虚弱ッキー・チェンな僕は、すぐに更に楽な方法は無いかと考えてしまい、金剛砂の荒目をGET。

こいつを#20の面に軽くふりかけて美味しくいただく・・・ではなく、荒い遊離砥粒を造り出せば更にスピードアップが可能ではないかと考えた訳です。

この金剛砂はナニワから発売しているようで、粒度的には#36〜#60という事らしい。

で、これを振りかけて使うと確かに確実に速く砥石が修正できる。
そして確かに速くタイラゲインも摩耗してしまうのである。

例えば真ん中辺りに金剛砂をふりかけたら真ん中ばかりを使ってしまうのと、大きく大きくスライドするとせっかくふりかけた金剛砂があっという間にこぼれ落ちてしまうのではないかと思い、更に真ん中辺りばかりを使ってしまうというバカな事をしてしまっております。

せっかく大きい面積なのでまんべんなく使いましょう・・・反省。