ストレートエッヂ 松井精密
ステンレス製




主に鉋の底の精度を見るための下端定規という物です。
もちろん専用ではなく他の用途で直線の精度確認に使用しても良い訳ですが、一箇所だけ丸く切り欠いてある所が、鉋の下場定規の要素をより強めています。

この切り欠きは鉋を使用時の状態まで刃を出していても、切り欠いた部分が出した刃の部分を避けて台下端の出来を確認できるようにした物です。

仕上げは手作業は職人が確認しながら高精度な直線に仕上げられているようです。

このように切り欠きがある物と切り欠きのない一直線の物があります。
また長さのバリエーションもあるようです。

厚みを持たせ強度もあり、測定部は刃のように鎬を付け厚みを薄くして測定しやすくしてあります。
この測定部の刃先のようにしてある薄い部分の厚みも、よく見ると個体によって違います。
薄い方が確認はしやすいですが、磨耗もしやすくなると思います。

鎬面は片側の面から鎬を付けて厚みを落とした物と、両面から厚みを落として厚みの中心線上を薄くしたものがあり、両側から厚みを落とした物は高めの値段設定となっているようです。

使い方は定規の直線部をを確認したい部位に垂直に当て、測定部を真横からみて測定部と定規の隙間から漏れる光の様子を見て測定対象物を調整します。

焼き入れしたステンレス製のため錆に強くそれなりの硬度もあり、濡れても平気なので砥石の研ぎ面の精度の確認にも便利。