中山 水アサギ 参之建


計測時 175(長さ)×77(幅)×16(厚み)




硬さ:43  細度:40  下り:10  研ぎ感の軽さ:30

曇光り:2  鏡面系:5




所々にうっすらと毛筋があるが、特に障る様子はありません。

参之建というのは坑口の名前を指すのだろうと思いますが、はっきりと確認はとっておりません。

研いだ感じは、中山のアサギにしては硬すぎる事もなく比較的扱いやすい。
少しネットリとした感じの砥汁が出てきて、なんともいえない感触です。

硬い石でネットリとしたような砥汁が出る石は、刃物の仕上がり具合が良い物にあたる事もあり、期待したくなりますが、結果をひと言でいうならば『おしいっ』です。
ただただ『おしいっ』という言葉がピッタリの感想です。

厚みが薄いのはさて置き、研ぎ感の感触も良く小ぶりながらもさほど砥面の小ささも感じませんが、研ぎあがった刃物を見ると、曇りは控えめながら光沢は見事で細かい・・・といいたいが、ところどころに極浅い傷がある。

鏡面系でなければ、ほとんど分らないかもしれない浅い傷ですが、これが細度を40にした理由です。
これがなければ、細かい砥石なんだけどなぁ。
どうも私はアサギとは相性が悪いらしい。当たりを引く事がほとんどない。

この程度なら研いだ刃物も余程神経質な場面でない限り、問題なく使えると思いますのでハズレとまではいいませんが、この手の石は中途半端です。
硬口で下りは弱く仕上がり中途半端となると、どの場面でつかえば良いのやら・・・。

いっそのことアホみたいに硬いと、どれほど正確な研ぎが出来ているかのチェックには使えるかもしれませんね。

参之建はこれ一枚しか持っておらず、この石については『おしい』結果でしたが、同じ所から出た砥石でかなり良い品質の石が取れたのではなかろうかと、可能性を感じる砥石です。



刃物を研いだ時の研ぎ汁の画像

下りは弱く、研ぎあげた刃に極浅い傷が入りますが、基本は目の細かい砥石のようで、研ぎ汁が酸化して砥石の色と同化しているので、画像では殆ど分かりません。