中山 梨地


測定時 217(長さ)×80(幅)×43(厚み)



硬さ:47  細度:46  下り:20  研ぎ感の軽さ:32

曇光り:3  鏡面系:4




24型といって良いのか分りませんが、砥面の面積は広いめでゆったりとした気分で研げます。

細かい黒い点々があり、これを梨地と呼んで良いのかは分りませんが、梨地という事で以前購入しました。


超硬口の部類に入る砥石のわりには私的には研ぎやすい部類の砥石です。

下りの数値は20になっておりますが、測定用に使用している鑿での話で、実際に他の刃物で研いでみると数値以上に下りが良いと感じる事が多いです。

鋼部分の研ぎあがりの透明感というと変ですが、比較的白っぽく霞みにくく青紙などの鋼を光に当てると、鋼の組織というのか模様が出てきやすいようです。

性能メーターで表わされる数値的フィーリングよりも高次元でバランスが良く、なかなか頼りになる砥石で購入して良かったと思える砥石です。



刃物を研いだ時の研ぎ汁の画像


この砥石も基本的に黒い研ぎ汁なのですが、黒いうちに撮影するのが難しく、ショーとストロークで砥面全体を手早く2往復した研ぎ汁の様子です。