研太郎(両面) #500・#3000


新品時 205(長さ)×70(幅)×25(厚み)砥石層は共に1o


#500
#3000



硬さ:47  下り:27  研ぎ感の軽さ:25(20)



硬さ:45  下り:20  研ぎ感の軽さ:42




ダイヤの粒子をレジンボンドで固めた砥石だと思います。

ドレッシング用のGCが付属してくるので、時おり擦って目を立ててやる必要があるようです。

下りは電着ダイヤなどに比べるとかなりマイルドです。
レジンの硬さは同じぐらいだと思うのですが、#500の砥面は方がダイヤの粒子が大きいせいか研ぎ感に面の硬さを感じ、厚みが1oでも結構もちそうです。

平面に研ぎあげる場合の使用感ですので、刃先だけ研ぐ場合などはもっと減りが速いかもしれません。

電着の#1000かこちらの#500を選択するかと言う感じでしょうか。
利点は電着ダイヤといえども使い込むとダイヤ層が片減りして微妙に精度が落ちるのですが、こちらの砥石は研ぎ面の修正が可能なので、上手く修正できるのであれば精度を保つことができます。

硬さと平面安定性を利用して、刃物の平面精度を上げるのにも利用出来ますが、やはり下りがマイルドとはいえ#500という事で刃先が荒れるので、仕上げ研ぎまでの肯定で刃先の確認・修正を必要に応じて行う事となるかもしれません。

#3000番の使い道については微妙ですが、刃の裏が裏出しは必要ないが少し気になるという時に簡易的に必要最低限の裏押しに使うと良いかもしれない。
もちろん更に仕上げの裏押しも必要です。

砥面の修正は中砥#1000ぐらいで意外と楽にできるようです。
ただし中砥はきちんと面修正出来ていなくてはいけません。
研削層の厚みが1oしかないので修正しすぎないようにしてください。