研太郎 別注粒度(両面)
#1000・#6000


新品時 205(長さ)×70(幅)×25(厚み)砥石層は共に1o


#1000 #6000


硬さ:46  下り:30  研ぎ感の軽さ:30(25)


硬さ:45  下り:6  研ぎ感の軽さ:45




ダイヤの粒子をレジンボンドで固めた砥石だと思います。

ドレッシング用のGCが付属してくるので、時おり擦って目を立ててやる必要があるようです。

普段の市販品ではなく粒度指定の注文品で、多少納期がかかりますが価格は殆ど差がなかったと思います。

レジンの硬さは同じぐらいだと思うのですが粒度の荒い方がダイヤの粒子が大きい為か面が硬く感じます。

下りは電着ダイヤなどに比べるとかなりマイルドです。

#1000の下り具合はまずまずで、刃物の平面精度を限界まで高めたい時には有効かもしれません。
あらかじめ電着ダイヤや同様の#500などでほぼ刃物の形を作っておくのが良いでしょう。
目では殆ど分からない程度の歪み抜きには良いかもしれません。

#6000番の使い道についても微妙ですが、刃の裏が裏出しは必要ないが少し気になるという時に簡易的に必要最低限の裏押しになどに#3000と併せて使うと良いかもしれない。
もちろん更に仕上げの裏押しも必要です。

ただ下りが非常に小さいので、天然の超硬口の砥石の方が性能が高く、もう少しダイヤの含有量が多く下りが良くなければ、あまり使い道のない砥石で、この辺が標準で市販されていない理由かもしれません。

砥面の修正は中砥で意外と簡単にできるようです。
ただし中砥はきちんと面修正出来ていなくてはいけません。
研削層の厚みが1oしかないので修正しすぎないようにしてください。