伊豫砥 白


測定時 212(長さ)×73(幅)×48(有効厚み)



硬さ:25   下り:40   研ぎ感の軽さ:30




現在『富士鳩』さんが総発売元となる砥石です。

この砥石は軟らかめですが、伊豫砥には硬さや粒度にかなり幅があり、研ぎ感も変わってきます。

この砥石は軟らかいぶん下りが強く、粒度は#600前後です。
研ぎ汁はクリーミーでかなりネットリとした感じで、研いだ時の砥面の感触は何ともいえないものがあります。

かなり粘度の高い研ぎ汁が出ますので、この研ぎ汁を利用して力加減をコントロールしてやる事で、多少は研ぎあがりに差を持たせる事ができます。

ただし、この粘度の高い研ぎ汁が曲者で、アトマエコノミー#140で砥面修正を行う時に、この粘度の高さのせいで電着ダイヤ砥石が浮いたような感覚になり、砥石面を直接研削しているような感覚が無くなるので、修正の邪魔をされ強敵です。
絶えず流水でこまめに流しながら修正しなければなりません。

包丁研ぎや伊豫砥の粉末や砥汁で刃物の裏押しなどにも良いと聞いております。



刃物を研いだ時の研ぎ汁の画像