山不明 梨地


測定時 205(長さ)×76(幅)×40(厚み)



硬さ:35  細度:46  下り:30  研ぎ感の軽さ:32

曇光り:3  曇り系




砥面以外はカシューではなく、何か黒い水性?塗料のような物が塗ってあるようです。

見た限り毛筋や角落ちもなく、底面も含めほぽ綺麗な直方体の梨地です。おいしそう・・・(笑)

研ぎ感は大人しく上品といった印象で、指からも粒子が細かいであろう感触が伝わってきます。
実際、やや柔らかい砥石だが非常に細かく研ぎ傷は見当たらない。

ストライクゾーンも広そうで、誰が研いでも良く仕上がるのではないかと思われる。

一時期、硬い砥石ばかりを探していた事もありますが、このような砥石も良い砥石のひとつの形だと思う。

産地が不明だが、この大きさで無筋・角落ちなしの梨地といえば、めちゃ高そうですが、購入金額はそれほどでもありませんでした。とはいえ高価な砥石を購入できない私の砥石の中では高価な部類でしたが。

そう考えると日照山の可能性もありますが、そのわりにはまずまず下りるし、いったい何処の砥石やら。

お上品といえば、菖蒲も上品な物がよくありますが、こんな綺麗な状態の物がこの値段では無理ではないかと思う。

こんな砥石は包丁にも、この上なく向いていると思うが、我が家の百貨店で購入した三徳包丁(とはいえ1000円のワゴンセール品)には、勿体なくて使う気になりません。


ちなみに砥面のアップを写してみました。



めったに使いませんがお気に入りの砥石ちゃんのひとつです。ナイフにも良さげじゃのう。



刃物を研いだ時の研ぎ汁の画像