ベスター #1000


公表値 205(長さ)×75(幅)×25(厚み)
実寸   211(長さ)×76(幅)×26(厚み)




硬さ:38   下り:33   研ぎ感の軽さ:30





↑このようなパッケージに入っています。

しっかりと水に浸け込んで充分に吸水させてから使用するタイプのセラミック砥石で、上のような黄色い箱に入っている。

変質などに強く保管にはさほど気を遣わない砥石で、説明の箱書きには次のように書いてある。

『本品は天然砥石の長所を充分に取り入れ高級研磨材を使用してセラミックの技術により人工的に製造された抜群の研磨力と耐久性を持った本職用砥石です。尚使用前、充分水に浸してご使用ください。』

同じく箱書きされている主な用途としては、以下の通りで#1000という粒度から考えて、ほぼ万能という事だろうと思われます。

挿絵の一番右は馴染みのない方には分からないかもしれませんが、研げるタイプの電気カンナの刃の絵です。


炉で焼いて製造されるタイプで焼き加減や炉内の位置などで個体ごとに硬さに差があるようです。
画像の砥石は自分なりに硬めの物を選別して購入したつもりです。

軟らかい物は下りが更に強く、一般的包丁や満遍なく刃全体を研ぎあげるのに適しているのではないかと思います。

薄いオレンジ色の砥石で研ぎ感はなかなか抵抗感も少なく軽快です。
下り具合もセラミック砥石らしく良好ですが、本人は硬めの物を選別したつもりですので、軟らかい石や平均的な硬さの物だと、下りはもう少し強く感じるのかもしれません。

研いだ刃を見てみると、肉眼では#1000なりの研ぎ傷か或いは少し深めの傷が入っているようにも見える。
これに関しては研ぎ終わる直前に多い目の研ぎ汁で軽めの力で何度か往復して終えると多少はマシな気はします。



刃物を研いだ時の研ぎ汁の画像