朝日虎印 GC#240



新品時 205(長さ)×50(幅)×25(厚み)




硬さ:10   下り:35   研ぎ感の軽さ:40




こちらもしっかりと水に漬け込んで充分に吸水させてから使用するタイプです。

かなり軟口の砥石で研ぐと砥汁発生器のような感じですので、砥面を真っすぐに保ちながら研ぎ続けるのは難しいでしょう。

但し#240で軟口ですので下りは強く研ぎ感も軽いです。
砥汁が発生しやすいですが、砥汁は人造の荒砥石や中砥石同士を共擦りで面直しをする場合などに、砥面に研磨剤として使うと作業性が向上します。

また、この砥石の幅の狭さと下りの良さを利用して、砥石の面直しの際には砥石の幅方向の中央部だけを擦って低くする事にも使え、相手砥石も意外と速く擦り減らす事が可能です。

またこのように砥石の幅の中央部を減らす場合、両端と高さが揃うと相手砥石の減り方に多少ブレーキがかかるので、中央部を必要以上に減らしすぎるリスクを軽減できます。
但しGCが幅方向に中央が出っ張り凸型になっていると、その効果も半減します。



刃物を研いだ時の研ぎ汁の画像