ブルーの色の濃い程すき取りが深い感じ。 グラインダーの回転砥石のＲを利用して研削していくので、回転砥石の研削痕は縦方向になり、これを左右に刃渡り全体に加減しながら、なるべく均一に広げていく事になります。 また浅くすき取りたい場合はすき取ったラインが細くなるので、左右方向に加え前後方向にもずらす必要があります。 両端はやや浅くします。逆に両端の方が深いと手研ぎに移った際に安定感が損なわれると共に、左右の研削量のバランスが悪くグラインダーで余分に取りすぎてしまいがちである。 また、この中すきの方法を応用すると、中すき部分を刃先側に寄せる事で、切れ刃の角度を起こしたり、またその逆も可能である。 また左右のバランス徐々に変えることで、片研ぎを直しやすくも出来るが、その場合も両端はやや浅くして、手研ぎに移った際にグラインダーの研削痕が、端の方が先に消えるようにしたい。 沢山研ぎ減らす時や自信の無い人は、手研ぎとグラインダーを交互に行い、必要最低限の分だけグラインダーで落とした方が、余分に取りすぎず良いだろう。